本文へ移動

切削加工品「設計のヒント」

切削加工品「設計のヒント」

【第4回】 NC複合旋盤とは?

2021-08-05
■NC複合旋盤とは?
NC複合旋盤でのミーリング加工
【第2回】では「NC旋盤」、【第3回】では「マシニングセンター(MC)」の特徴についてお話しました。今回は「NC複合旋盤」についてご説明します。

「NC複合旋盤」は、工具回転ユニットを刃物台に取り付け、命令した割り出し角度で主軸を固定することにより、ミーリング加工を可能にしたNC旋盤です。言い換えれば「マシニング加工もできるNC旋盤」ということになるかと思います。


通常、NC旋盤は直径方向のX軸と長手方向のZ軸の2軸で制御しますが、これに主軸位置の割り出し角度軸(C軸)を加えた3軸、さらにはX軸との垂直軸(Y軸)を加えた4軸を使って、NC複合旋盤は制御されます。3軸制御の複合旋盤より4軸制御のほうが命令できる軸が多いため、より複雑な加工が可能となりますが、一般的に設備費用も高額になります。

■NC複合旋盤のメリット
NC複合旋盤での加工準備(段取り)のようす
① つかみ直しの回数減少による精度アップ
NC複合旋盤を利用する最大のメリットとして、加工精度のアップが挙げられます。
切削加工ではつかみ直しの回数(工数)が増えるにしたがって、加工精度は落ちていきます。特に「同軸(同心)度」「平行度」「垂直度」などが要求される製品では、1つの工程でどこまで加工できるかが高い精度を保つ重要なポイントになります。


 工数削減によるコストダウン
NC複合旋盤で加工できる内容は多岐に及ぶため、NC旋盤とマシニングセンターの両方を使うよりも工数を減らすことが可能です。
加工に必要な設備や携わる人員の削減、加工時間の短縮などにより、結果として製品のコストダウンにつながる場合も多くみられます。

当社はNC複合旋盤を3台保有しており、すべて4軸制御まで可能となっております。ただし、製品の大きさや機械に取付可能な工具本数など一定の制約もありますので、加工内容によってはNC複合旋盤とマシニングセンターの両方を利用しなければならないケースもあります。
「ベースは旋盤加工品だが、ミーリング加工の要素も一部含まれている」などという場合に、NC複合旋盤のメリットを比較的出しやすい傾向にあります。


~【第5回】へ続きます~

2023年1月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
2023年2月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
2023年3月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
  • 土曜営業日(8:30~17:00)
  • 冬季休業日(12/29~1/4)
  • 特別休業日(3/20・11/24)
株式会社 エヌ・エム・エス
〒563-0035
大阪府池田市豊島南1丁目15番27号

TEL 072-761-4555
FAX 072-761-3564

《業務内容》
樹脂切削加工品の製造販売
工業用各種関連部材の販売
TOPへ戻る